「で、でも…どこに行こう…?」

「とりあえず、こっちな?」

―――そう言って握られた手。






「……………遥?」

急に立ち止まったあたしを
不思議そうに見る夏樹。


…………っっ…//////


「あ…えっと……」

水着姿、隠したい…。


………なんかわかんないけど、
とにかく恥ずかしい!!!!


これ以上見られたくない!!



視線を下にしていると、

「………これ。着ろ」

そう言って夏樹は、
自分が着ていたTシャツを脱ぎ、
貸してくれた。


「あ、ありがとう……」

わざわざ脱いで貸してくれて、
ありがとう…。