「遥」

「………ん?何?」

「この傷、どうした?」

―――そう言いながら輝流は、
首筋に手をあててきた。

「………あ? 傷?」

「新しいな。最近か?」

「つっ…////さ、触んな!!」

首筋に顔を近づけられた。


………な、何かわかんないけど、
とにかく恥ずかしい…////





「触るぞ」

「〜〜っ〜だから、触んなっつっ
てんだろ!?」

「引っ掻き傷か。…ケンカした傷
みてぇだな」

!?

「意味わかんねぇよ。爪か何かで
引っ掻いたんだろ。つか、離れろ
よな!!男同士でキモチワリィだろ
うが」

…………そう言って、
無理矢理輝流を引き離した。


………なんかわかんねぇけど、
顔が熱い―…。