「琉美ぃ―!! 遥ぁ―!!こっちこっちぃ〜!!!!」

ぴょんぴょんぴょんぴょん
跳ねて、
居場所を教えてくれる健。



「健君、楽しそうだね?」

「あぁ。そうみたいだな」

―――(いろんな意味で)
目立ってるから、
十分すぎるほど
居場所がわかってるのに、
ぴょんぴょん跳ねる健。


………絶対健って、
こういうの好きなんだろうな…。





…………だって健、
もう既に、
楽しそうなんだもん。



…………もちろんそれは、
彼方と翠も、
例外ではなかった。