「はぁ………」

明日、朝一で
家に帰るための荷物もまだ、
完全にはまとめきれていない。



…………だけど今のあたしには、
そんなことをする気力なんて、
あるわけがなくて…。




着替えもしないで
部屋のベットに横になった。



「…………はぁ…」

番号とメアドが書かれた紙を
頭上に掲げ、
ぼんやりと眺めながらあたしは、
どうしようかと悩んでいた。