「琉美。何食べたい?」
「クレープ!!」
「飲み物も買う?」
「うん」
―――そんなこんなで。
何事も無く、食べ歩きながら、
2人で祭りを楽しんでいた。
「…………きゃっ!!」
…………そんなとき。
琉美が、誰かにぶつかった。
まぁ…人が多いから、
ぶつかるのなんて
当然な話なんだけど。
今のは明らかに、
周りに人がいるからとか、
そーゆーのじゃなくて、
普通に、ぶつかった。
「ごめんなさ…い………」
―――あたしが、
謝ってる真っ最中。
ようやくあたしたちを見た、
男の顔が見えた瞬間、
あたしは固まった。
……………え…?

