花菜が窓から庭を眺めているうちに私は部屋を散策してみた。 「かわいい…」 「美桜、どうしたの?」 花菜が私の声に気がついて聞いてきた。 「見て、かわいい柄の浴衣?違うなぁ着物かな?があるの」 「どれどれ~ かわいいー!」 「ちゃんと2着あるよ!」 そこにはピンクと紫の着物が置いてあった。