「どうも~!和義っていいます。好きな音楽はヒップホップです。よろしく!」

普段学校では見る事ができない和義のテンションであった

「じゃあ次は女性軍お願い!」

やたらハリきっている緒方が言っていた

最初は緒方のアルバイト先の女の子からだった

「はじめまして!沖田 深雪といいます。緒方くんとバイト一緒でーす!よろしくね」

「じゃあ次はわたしいくね!えっと、杉崎 明日香っていいます。明日香って呼んでね」
「深雪と同じ学校に行ってる北村 麗奈です。なっちゃんでいいよ」

「秋月 涼子です…」

秋月だけは最短の自己紹介だった

「おい!短いよ!」

緒方がすかさず突っ込んだ

「当たり前でしょ!みんなよく知ってるじゃん!まったく知り合いが来るとは思わなかったわよ!」

「バカ!一番驚いてんの俺らだよ!こっちもまさかクラスメイト来るとは思ってねえし」
私はそう言うと沖田が秋月に

「ゴメーン!緒方くんとクラス一緒とは知らなかったし…」

「いや、別にいいけどさ…」

ふたりとも少し気まずい空気が残っていた