「いくつ?」

「16で高一です」

「マジで?!若いなぁちょっと待ってて!もう一人ツレがいるから連れて来るから」

そういうと彼はブースの裏にある部屋からもうひとり連れて来た

「おまたせ、俺、日高っていうんだ。こっちはあたる。お前らは?」

「あっ、俺は副田でこっちは益山です」

「よろしくな!」

日高とあたるがそういうと私達は軽く頭を下げた

「二人だけで来たのか?」

益山が

「いや、他にも友達来てます」

「じゃあ全員呼んで来なよ。こっちの部屋で喋ろうや!」

「はい」

そういうと私達はみんなを集めて再度日高のところへ

「連れてきました」

「よし、ビールでいいかな?」

そういうと日高は全員分のビールを注文した
それぞれ片手に持ち奥にある部屋へと通された

そこにはさっきまでブースに立っていた人達がたくさんいた

「今三時であと少しで終わりだからゆっくり楽しんでいってよ」


意外に部屋は静かで喋る言葉もよく聞き取れた

楽しい時間とはすぐ終わってしまうものだ

喋っているうちにイベントは終わり私達も店を出た