宮川達と夜遊んだあの夜から数日後の事

私は日差しの強い中アルバイトに明け暮れていた

大体が夕方から夜までだったので毎日来ていた

それなりに給料は貰っていて田舎の高校生にしてはかなりの金額を持っていた

それはみんな同じ事でそれぞれがアルバイトをしていた

私はガソリンスタンドをしていた

太っていた体も夏の暑さと仕事量の多さで少し痩せてきていた

みんなはというとスーパーの店員、ラーメン屋が多かった

私達は普段、学校は平気でサボるくせに仕事には真面目に行っていた

ダサイ話だが遊ぶ金、欲しいものを買う金が欲しい為に頑張っていた

普段から悪ふざけが多いが「金を稼ぐ」という事に関してはみんな正攻法をとっていた

特にラーメン屋で働いていた正也、メンキンの所へはよくみんなで行っていた

店長も私達に対しては格安でラーメンなどを食べさせてもらっていた

高校生の私達にとってはとても有り難い事だった


たまたまみんなと次の日が連休という日があった

私がアルバイトを終えると益山から着信履歴があった

かけ直すと益山が

「おう、おつかれさん!ユキさぁ暑いよね?汗ビッショリでしょ?今小学校にいるから来なよ」


「ん、わかったよ」

この時いっている意味が全くわからなかったが自転車に乗り母校である小学校へ向かった