疲れている時ほど眠れるもので気がつくともう仕事の時間になっていた

私と若菜は目が覚めると支度をして軽めの朝食を食べ『イルカ』へと向かった

益山とは歩きながら合流して朝の涼しい潮風に吹かれながら仕事の準備をしていた

仕事が始まると前回と同じく時間を忘れ気がつくと終了時間になっていた

今日で仕事が終わり店長からお給料をいただいた

二日しかいなかったのにかなりの額にびっくりする二人であった

「誉志幸くん、疲れただろうから今日泊まって明日帰りなさい」

店長のご好意だった

「いいんですか?お給料まで貰ったうえにもう一泊しちゃて?」

店長は笑いながら

「ハハッ、いいよいいよ!帰りとかキツいと思うしせっかくの夏休みだろ?少しは遊んでいくつもりでいかないとね!」

「ありがとうございます!」

そう言うと私と若菜は用意してくれた食事を食べ部屋へと戻った

部屋に戻ると若菜は風呂を入れ始めた

待っている間私と若菜はお茶を飲みながら喋っていた

「ユキちゃんこんがりやけちゃってるねぇ」
「そう言う若菜もやけてるじゃん!ギャルみたいだな!」

「えー、ギャルはキツいかなぁ…せめて健康的って言ってよ!」

「ハハッ、すまん!でも水着のあとがくっきりだね」

私は若菜の肩を見てそう言った