毎年が最高気温を記録している様な真夏のとある日の出来事、益山から電話が入る

「お、ユキ？今何してんの？というか明日から休み何日かある？」
「あるといえばあるけどどした？一応明日は若菜と遊び行こうかなぁと思ってたけど…」
「休みなんだな！じゃあ悪いんだけどバイト手伝ってくんねぇかなぁ？」

唐突すぎるお願いなのと真夏のアルバイトほど嫌なものはなかった
「いいけど今何のアルバイトしてるの？」

益山は即答で

「海の家だよ！」

よりにもよって夏場らしいアルバイトといえるが過酷さでは私達のなかでも一、二を争う仕事だった

「海の家？マジかよ？人足んないの？」

全て疑問系の返事をすると益山はさらに

「お前だけじゃなんだから若菜ちゃんも連れて来いよ！バイト代二人分出るぞ！」

「うーん…急だからなぁ…若菜に聞いてみないとなんともわからんな。俺はやってみてもいいけど…」

「お、いいね！じゃああと少ししたらまた連絡する！そんときに返事よろしく！」

そう言うと益山はすぐ電話をきってしまった