宴とも呼べない宴を終えて日曜日は一日起きずにいた

若菜からも電話がなく違った意味で私にとっては肉体的疲労と精神的不安があり日曜日らしくない日曜日でもあった

気がつけば月曜日になり学校へと行く

いなくなった緒方、和義、秋月には聞きたい事がたくさんあった

いつものように駅の改札には緒方、洋太、和義、紅一点秋月がいた

「おはよう!」

一人元気のいい緒方が挨拶をすると私は

「おはようさん………ってかおいっ!なんで二人して消えちゃうんだよ!」

私は緒方の肩に手をまわしながら言った

すると緒方はハニカンだ笑顔で

「スマン…まぁいろいろあってさぁ…とりあえずいつもの噴水行こうか!」

場所が場所なので移動すると秋月は緒方の脇を歩いていた

小さな声で私は洋太に聞いた

「なぁ、まさかアイツら…」

洋太は笑顔で顔を縦にふった

「マジかよ!」

何度も頭を過ぎった言葉があった

『展開早過ぎだよ…』

噴水に着くなり私達は向かい合わせのベンチに座りタバコを吸い始めた

無言のまま…

人の足音やざわめきがなくただ噴水の流れ出る水の音だけが聞こえてきた