中学生の三学期のことだ

いつもの様に学校が終わり、いつもの様に友達の家へと向かう

途中のタバコの自販機の前で100円玉を三枚入れて学生服のまま購入する自分がいた

小さな片田舎のただの中学生

毎日が新鮮であればと思っている

歩きながらタバコを吸いながら歩いていると後ろから友達の益山が歩み寄って来た

「おいっ、聞いたか?正也に彼女が出来たらしいよ」


「マジで?」

私はあまり興味が無さそうに返事をした

でも心の中じゃ

「やっぱり顔がカッコいい奴は彼女出来るんだな…」


と思ったりもしている