先生の言うことがきけないの?



動揺してるのか、言葉が変なところで切れる。


「へーぇ…なにもしてないようには見えないけどなぁ」


「羽宮先生に何がわかるんですか」


つい、強い口調になってしまう。


「何もしてないっていってるじゃ「じゃぁなんで昨日一緒に車に乗ってたの?」


「―――!!」


「毎日のように二人きりであって、しかも車にまでのって、今日もこうして会いに来てるし。何もないようにはみえないなぁ・・・」


「きの、うは、二人きりじゃなかったし、谷内先生には助けてもらったんです」


みられてたの…?


「ふーん・・まぁいいけど」


整った唇に怪しげなカーブを浮かべ、顔を離される。


ガラ・・・


羽宮先生はドアに手をかけ、ゆっくりと開きながらこう、あたしにいった。


「べつにどうなってたっていいけど、そういう辛い恋ってつづかないんだよね。せいぜい、悲劇のヒロインにならないように頑張りな」


嫌みな口調で、そう告げた。


なに、あのひと…


何がしたいの?


そんなにあたしをぐっちゃぐちゃにして


なにが楽しいの?


やめてよ・・・