あたしの朝の仕事。まず、あたしとお母さんの朝食作り。
そしてすばやく、食事を終え、歯磨きに洗顔。
最後に髪の毛をアイロンでストレートヘアにしてできあがり。


身なりを完璧に整えた後、あたしはいそいで家をでて学校に向かう。

毎日、毎日、ホント大変！学校ってめんどいなぁ・・・
そんなことを考えながら、あたしはバタバタと走る。

あたしの名前は、松山千秋。１６歳の高校１年生。
私立の麗華大付属高校に通ってます。
あたしが通ってる高校、通称：麗高は超お坊ちゃまandお嬢様が通う名門高。

麗高では、親が医者や弁護士のこどもが通うのはそんなの当たり前で中には
皇族も通っているとか。

みんな楽な暮らししてブランド品身に着けて、そして親の家業やら家柄やら
引き継いでエリート人生を歩む。

ここは、周りのことなんか気にしない、自己中心的な奴らの集まり。

そう、あたしはここの学校の奴らが好きしゃない。
麗高だって、好きできたわけじゃない。


１ヶ月前、あたしは卒業を間近にひかえた中学生だった。
あたしは、お母さんと二人暮らしの母子家庭だから
高校は県立高校に行く予定だったの。
自分で言うのもなんだけどね、あたし、成績は良かったんだ。
だから、県でトップの進学校に通うつもりだった。