そして次の朝、(またいらしゃってくださいまし)
女将さんが微笑みながら私たちを、送り出してくれた。

空港までは旅館の送迎が送ってくれた。
(それでは、お気をつけて)
運転手さんが優しく一声かけてくれた。

麻由とフキナはターミナルへと歩いていった。

空港は島国にある空港だけあって殺伐としている。
(なんか人が少ないね・・・)
フキナは荷物を置いてベンチへと座った