サクラ



わたしは、ベッドの上に横たわっていた。

全部、夢だった。


宏樹と抱きあったぬくもりは幻で、残ったのは“好き”という、やり場のない切ない感情。


夢だったことが、すごくショックだった。


これを、乗り越える自信なんてないんだけど……。


《時》が経てば、いつか忘れられるかな……?


もう、夢でしか会えない。

だって、友達以上恋人未満だから。

宏樹、キミは今、何を考え、誰を想っているの?