サクラ



甲高い叫び声で、目が覚めた。

いつの間にか、眠ってしまったらしい。



母親がヒステリックに叫んでいる。


「何なの何なの何なの!?」

「うるさい!!」


知らぬ間に帰宅した父親の怒鳴り声もする。


「集は何が気に入らないの!?」



おそらく、ゴミ箱の中に気づいたのだろう。


俺は、ベッドの中で、両親のやりとりを聞いた。