学校からの帰り道。

周りの同級生は、受験から解放されて喜んでいる。


卒業まであと2日。

学年中が沸いていた。


あたしの横を、才色兼備の遥菜が同じクラスの男子と通った。

あたしと遥菜は仲がよかった。

でも、片方が落ちて、気まずくなった。


――あぁ。ほんとにあたしって、馬鹿だ。