サクラ

春。入学。桜……。

今年の春は、わたしにとって、きついものになるだろう。



「下校時間まで、喋り続けちゃったね」

「…………」

「友莉?友莉ってば!!」


「えっ?あ、ごめん。何?」

「もう、何ボケッとしてんの?」


わたしにとって、いけちーは、お姉ちゃんみたいな存在だった。

頼りになって、その背中について行けば大丈夫って感じ。

いけちーの右隣が、わたしの居場所だった。

わたしの、安全地帯。

わたしが、男子禁制って思ってたから、いけちーには彼氏ができないのかな?


なんて言ったら、怒られるな……。