こんな始まり、あっていいのかと自分でもちょっと疑う。
突然すぎて私だって結構ついていけない。
でも彼の言う言葉を信じたいと思ったのは本当だった。
「俺のことまだ好きだって自信持たなくていいから。」
「…え?。」
「だからさ俺のことちゃんと見て。」
あの日の会話がよみがえる。
こんな始まりでも何も臆せず彼はいってくれた。
今ではこの部屋に入ることも許すことができるなんて、思ってもいなかったと思う。
「なぁ。」
「わッ!?。」
冷蔵庫の前で立ったたままの私をおかしいと思ったのだろう。
机に居たはずの彼が、すぐ隣に居る。
「どうかした?なんかずっとたってるから。」
「あ、あぁ…ごめんごめん…考え事を…。」
そう、と一言残して去っていく。
机のそばに座り私に向かってそのきれいな瞳を向けている。
そんな簡単なことにすらドキッと心が跳ねてしまう。
これもきっと、あなたのせいなんだろうね。
