私の心は揺れに揺れていた。
「…はい?。」
「…だめ?。」
私の疑問の言葉とは裏腹に、真面目な顔をして言う。
私に何を言っているんだろう。
言葉が…通じないみたいだ。
まるで英語と日本語で話してるみたいに。
熱が頭の中に侵入して思考回路が滞る。
何もかもがどうでもよくなるような気がして、甘い甘い味が口の中に広がっていく。
「…翔さん…?。」
「…俺は真面目だから。」
「今日はもう帰るね。」とそういって部屋の中へ入っていく翔さん。
私の体は熱で火照っていた。
何を期待したんだろう。
何を求めていたんだろう。
何をしようとしていたんだろう。
何も分からなかったのに、緊張が心の中を離れない。
