初めて気付いた瞬間



部屋に戻ってくると急に現実に引き戻されたかのように段ボールが私を迎える。
楽しい時間が夢のように過ぎた気がしていた。

まだ忘れたくなくてベランダに出る。
体に寒気が通るように少し冷たい風が体に当たる。

今日からやっていけるかな…。

そんな風に夜の星空を眺めていた時だった。

「楽しかったなぁ…。」

先ほどの光景が目に浮かぶ。
翔さんに、樹さんに、聖くん。
三人ともいい人だし、すごく優しい人たちだ。

私、引っ越してよかったかも。
そう思っていた、その時。











「…風邪ひくよ?。」