って そんなことはどうでも よくて。 目の前の金髪不良の藤森翔が問題だ。 「じゃあ、藤森はー… 仲岡の隣な。 ほら、あの黒髪の女。」 はっ? ちょ、待てよ。 「はーい」 てめぇも呑気に返事なんかしてんじゃねぇし。 教壇の前から歩いてきた藤森翔は見事にあたしの隣に座った。