授業が始まる。昨日の始業式の日はつまらなかった...。とりあえず大人しい子達のグループに入ったが自分が馴染めてないのは身に染みて分かっていた。(はぁ...。)

南は恋もしていなかった。部活のテニス部も才能はあるってみんなに言われてたのに、部長候補に挙がっただけで部員の一部から睨まれ、めんどくさいので部活も休んでいる。

(本当に私何してるんだろ。)
担任の先生が入ってきた。

「早く座れー!」

立ち話してた女の子たちや男子もガタガタと座った。

「3人の転校生がこのクラスに入ることになった」

周りがうるさくなった。はっきり言って南は興味無しだった。異性だろうがどうでも良い。

すると桜が
「男子ですか?」
って担任に叫んでる。

担任が頷いて外を覗いて手招きした。

転校生が入ってきた...。