「ねぇ、泣かないで?僕もね、こんな真似はしたくないんだよ……」 「だったら!」 私はそう叫び、唇を噛み締め、彼の顔を見た。 だったら、私を解放してよ。 「でもキミは、見たらいけないものを見てしまった……」 「言わない。誰にも言わないから……」 「信用、出来るわけないでしょ?」 聖夜さんはそう優しく言って、私の頭を撫でると私の傍から離れた。 そして、再びパソコンの電源を入れた。