私は聖夜さんの嘘が作り出した可哀想な少女を演じなくてはいけない。
もし、本当のことがバレたら私の命は……。
「レイナさんも、辛い思いをしたんですか?」
未知の境遇。
可哀想な少女を演じ、レイナさんと話を合わせるには、レイナさんの経験を知る必要があると思ったから私はそう聞いてみた。
「まぁね……」
レイナさんはそう言って苦笑いする。
「あいつらは人間じゃない。人間の面をした悪魔だよ。人を苦しめても平気なね」
人間じゃない。
悪魔。
そう言い切ったレイナさん。
彼女は一体、どんな経験をしてきたんだろう……。



