秘密恋愛




外に出ると、レイナさんと結がお寺の境内にあるベンチに座っていた。


結は温かい缶のココアを飲んでいて、それを優しい顔で見ているレイナさん。



「アキと話できた?」



私に気付いたレイナさんが顔を上げて、笑顔でそう聞いてきた。



「はい」



私は結の隣に座る。



「結?ココア、美味しい?」


「うん!」



口の周りをココアの色で染まっている結。


カバンからハンカチを出して、口の周りを拭いてやる。



「雪乃ちゃん?」


「はい」


「これね……」



レイナさんがそう言って、カバンから手紙を出して私に差し出す。



「何ですか?」



薄いブルーの綺麗な封筒。


その封筒には白色で雪の結晶が描かれている。



「アキから雪乃ちゃんに……」


「えっ?」



私はレイナさんの顔を見た。