秘密恋愛




結を連れているから、階段を上るのに少し時間がかかった。


階段を上ると、境内が広がって、立派なお堂が建っている。


その隣にある納骨堂に入った。


中は冷んやりしていて、少し寂しい雰囲気。


お線香を香りが鼻を掠める。


聖夜さんがいるところは、納骨堂の1番奥だった。


2年振りに会う聖夜さん。


さっきよりも胸がドキドキしている。



「結?」



私は膝を折り、結の目線に自分の目線を合わせた。



「ここに結のパパが眠ってるの」


「パパ?」


「そう。結のパパだよ。こうやって手を合わせて、会いに来ましたってパパに言ってあげて?」



私が手を合わせると、結が私を見て真似して手を合わせる。



「会いに来ました」



結は私が教えた通りにそう言った。



「ちゃんと出来たね。パパ、喜んでるよ」



私は結の頭を優しく撫でた。



「雪乃ちゃん、私、結ちゃん見ていてあげるから、アキと沢山話しておいで?」


「レイナさん……」


「いろいろ話したい事もあるでしょ?……結ちゃん?」



レイナさんはそう言って、結の方を見た。



「お姉ちゃんと一緒にお外にいこうか?」


「うん!」



結は元気に返事をして、結がレイナさんの手を取る。


レイナさんは結の頭を撫でて、手を繋いで外に出て行った。