「聖夜、病気だったんだよ……。あの事件の時にはすでに医者にも長くないって言われてたみたいで……」
えっ?
でも、私が女性警官に聞いた時には入院して命は助かったって……。
だからそれを信じてたのに……。
「拘置所の中で血を吐いて亡くなったんだ……」
あの時と同じだ。
何で……何で聖夜さんは……。
信じたくない。
聖夜さんが亡くなっただなんて。
イヤだ……イヤだ……。
私は首を左右に振った。
「イヤ……イヤだ……何で、ねぇ、何で?」
私は涙をポロポロとこぼしながら、紙袋をギュッと握った。
立っていることに耐えきれなくなった私の体は、床に膝から崩れ落ちた。
床にポタポタと涙が落ちていった……。



