秘密恋愛





「私だけじゃなくて、聖夜さんにもちゃんと心から謝罪して下さい……」



「君の言うように聖夜に直接会って、ちゃんと謝罪したかったんだけどね……」



彼はそう言って困ったように笑った。



「聖夜には、もう直接会うことが出来ないんだ……」


「えっ?」



それは、どういうこと?


今すぐ直接会えなくても、罪を償ったあとでも会うことは出来るはず。



「…………亡くなったんだ」



彼は静かにそう言った。


亡くなった?


えっ?


聖夜さんが亡くなった?


彼の言葉が信じれなくて、私は目を見開いて彼を見た。


言葉が出て来ない。


胸がキューと苦しくなっていく。


最後の日……。


聖夜さんが私を解放すると言った日。


あの時の聖夜さんが頭の中に浮かんできた。


吐血をして苦しそうな聖夜さんの姿が……。