「雪乃ちゃん、だよね?」 静かな教会の中に男性の声が響いた。 私はコクンと頷く。 …………あっ!思い出した。 「あなた、あの時の……2年前の公園にいた……」 「うん……」 やっぱり。 あの時、公園で私にぶつかった人だ。 こんな偶然あるの? 「来てくれるとは思わなかった」 「えっ?」 「14年前の手紙……」 「あなたが、あの手紙のお兄ちゃん?」 手紙のことを知ってるってことは、やっぱりそうなの? でも……。 男性は首を左右に振った。