保育園があった場所は教会だけがポツンと残っていて、他は更地になっていた。 子供達の声で賑やかったのに、今は寂しさを感じてしまう。 ゆっくりと教会の前に行く。 扉の前に“ご自由にどうぞ”という看板が立て掛けてあった。 私はゆっくりと重厚な木の扉を開ける。 “ギギギギ”と音がして、ゆっくりと開けられる扉。 ステンドグラスから射し込む光。 沢山ある木の椅子。 その一番前に1人だけ椅子に座っている人がいた。