頭にお父さんとお母さんの顔が浮かんだ。
もし私が妊娠していると知ったら……。
それが、お父さんとお母さんが殺したいほど憎い相手の子だと知ったら……。
いや、でも、まだ妊娠したとは確定してないわけで。
でも……もし……。
その時、LINEを受信した受信音が鳴った。
レイナさんからだ。
新しい携帯を買ってもらう時に、ガラケーじゃなくてスマホにした。
レイナさんの番号を登録した時に、LINEの友だち欄にもレイナさんの名前が登録されて、それからは時々、レイナさんとLINEをするようになっていた。
LINEを開いてレイナさんから来たLINEを読む。
『卒業おめでとう!雪乃ちゃんに卒業祝いのプレゼントを買ったので、もし明日、時間があったら渡したいんだけど、どうかな?』
『ありがとうございます。明日は1日空いてるので大丈夫ですよ』
『ホント!?じゃあ、11時に◯◯駅でもいい?ランチしよ?』
『はい、大丈夫です』
『久しぶりに雪乃ちゃんに会えるから楽しみ!』
『私も楽しみです!』
私はLINEを閉じて、ベッドの上に置いた。



