「私は、ちゃんと学校を卒業したいと思ってる……」
「それでいいのか?」
お父さんの言葉にコクンと頷いた。
「雪乃、本当にいいの?」
「うん」
「さっきは雪乃の意見を尊重すると言ったけど、無理するなよ」
「無理なんてしてないよ」
私はそう言って笑顔を見せた。
「友達や先生や守ってくれるかもしれないけど、中には好奇の目で見る人もいると思う。本当に大丈夫か?」
「大丈夫だって!」
確かに、お父さんの言うように、中には好奇の目で見る人もいるかもしれない。
でも私は、そういうのが嫌だからと学校を辞めたくない。
ちゃんと卒業したいと思ったんだ。
「お父さんもお母さんも心配しないで?私は大丈夫だから」
「あぁ、わかった」
お父さんはそう言ってくれたけど、お母さんは泣いていた。



