2階の1番奥の部屋の前に着いた。 彼が玄関の鍵を開け、私の後ろに回る。 もちろんナイフは腰の辺りに突きつけられたまま。 「入って?」 私は彼の命令に従い、玄関を開けて中に入る。 それに続き、彼も入る。 そして……。 “ガチャン” 玄関の鍵をかける音が響いた。