いつの間にはテーブルに突っ伏して寝ていた私は、カーテンの少しの隙間から射し込んできた光で目を覚ました。


部屋の中を見ると、聖夜さんの姿はない。


まだ帰って来てないんだ……。


窓の側に行き、少しだけカーテンを開ける。


昨日の夜、降っていた雪は止んでいて、空には青空が広がっていた。


アパート前の道路には所々、雪が残っている。


聖夜さん、どこに行ったんだろう……。