プラチナのネックレス。
雪の結晶の形をしたチャーム。
そのチャームの中央には薄いブルーの宝石が埋め込まれていた。
「雪乃の名前にピッタリなネックレスでしょ?」
聖夜さんはそう言ってクスッと笑った。
「これ、見つけた時に雪乃にプレゼントしたいって思ったんだ。着けてあげるね」
聖夜さんはそう言って、箱からネックレスを出した。
留め具を外し、私の首に手を回す。
聖夜さんの体が私の体に密着して体が熱くなっていく。
時々、聖夜さんの手が私の首に当たり肩がビクンと揺れ、胸がドキドキと高鳴っていった。
「着けれたよ」
聖夜さんはそう言って私から離れる。
「凄く似合ってる。そのワンピースとも合ってるよ」
そう言った聖夜さんの顔は笑顔だった。
でも……。
私は聖夜さんに笑顔を見せることが出来なかった。
好きな人からもらったプレゼント。
だけど上手く笑顔が作れない。
その代わり、私の目に涙が溢れていく。
「雪乃?どうしたの?」
さっきまで笑顔だった聖夜さんの顔。
そう聞いてきた聖夜さんは不思議そうな顔をしていた。



