「アキ?私に出来ることがあったら協力するから、何でも言ってね」


「うん。ありがとう。レイナは誰にもしゃべらないことを約束してくれたらいいよ」


「約束する!絶対に誰にもしゃべらない」


「ありがとう」



聖夜さんはそう言って、再びレイナさんの頭を撫でた。



「じゃあ、私、帰るね」


「うん」


「雪乃ちゃん、またね」



私はレイナさんの言葉にコクンと頷いた。


レイナさんは帰って行き、私の口から大きな溜息が漏れた。