「ホントだ……」
聖夜さんはパソコンの画面を見たまま、呟くようにそう言った。
「でしょ?」
レイナさんは聖夜さんの方を向いてそう言うと、再び私の方に向いた。
「私ね、アキから私と同じ施設から抜け出した子に助けて欲しいと言われて、その子を保護して自分の部屋に連れて帰って匿ってるとメールをもらった時ね、私もその子を助けたい、その子の力になりたいと思ったの。だから私は……なのに……何で……」
レイナさんはそう言って悔しそうに唇を噛み締めた。
「ゴメン、なさい……」
私はレイナさんに謝ることしか出来ない。
何度も何度も謝った。
「雪乃ちゃん、本当のこと教えて?」
「私は……」
そこまで言った時、聖夜さんを見た。
聖夜さんと目が合う。
ドクンと高鳴る胸。
さっきまで本当のことを言おうと思っていたのに……。
なのに、聖夜さんと目が合った途端に本当のことを言うのが怖くなった。
それは、もし本当のことを言って自分もあの公園で殺された女性のようになるのが怖いんじゃない。
私が本当のことを言って、聖夜さんが警察に捕まることが怖いからだ……。
聖夜さんを庇いたい。
いつの間にか、そんな思いが私の中に生まれていたんだ……。



