「雪乃ちゃん!どういうこと!」 部屋に入って来たレイナさんは、いきなり私に向かってそう言ってきた。 しかも、いつものホワンとしたレイナさんとは違う。 「えっ?」 「レイナ、落ち着いて」 後から入って来た聖夜さんはレイナさんにそう言ったけど……。 「アキは黙ってて!」 大声でそう言うと、聖夜さんを睨みつけた。 そして私の方に向いたレイナさん。 その目は笑っていなかった。