高坂君と保健室で話してから1週間。


あれから何も変わることのない生活を…送ってはいなかった。


生活事態が変わったわけではない。


いつも通り兄さんと一緒に家を出て、授業を受けて、男に体を捧げて、兄さんと一緒に寝て。


いつも通りの生活…3つを除いては…。


1つ目は、あれからクラスでの私のいじめや嫌がらせがなくなった。


最初はどうしてだろう思ったがその原因はすぐにわかった。



高坂直哉---------------



これが2つ目の変わったこと。


あれ以来、高坂君は毎日私のクラスに来て、私と一緒に下校をするようになった。


そうしてわかったことが------高坂君はイケメンであるということ。


あの時はちゃんと顔を見ていなかったがよく見ると、整った顔立ちで身長も高く、薄い茶色の綺麗な髪。思春期の男の子にあるはずのニキビが一切ない。兄さんほどではないが十分イケメンの部類に入る要素を持っていた。


そんな高坂君がいつも近くにいるのだから女子は嫌がらせをしたくてもできないだろう。


そんなことをしたら高坂君に印象を悪くすると思っているに違いない。


もともと男子は女子の嫌がらせに遊び半分で参加していただけなので、女子が嫌がらせしなくなってからは男子もしなくなった。


まあ、高坂君のおかげでなんとか普通の学校生活を送ることができている。


高坂君が私を気にする理由もなんとなくわかる。


私に対しての罪悪感があるからだろう。