急いで走って帰っているが時間はもう夜の2時。
やっとのことで西駅に着く。
『やべー…急がねえとっ』
改札口を抜け、家まで走り続ける。
さすがの体力に自信がある俺も息が切れる。
あと、少し……。
すると、静寂な夜にけたたましい携帯の音が鳴り響く。
やべっ…マナーモードにしてなかった…。
俺は慌てて携帯を取り出す。
------……芽依?
バイトの時には必ず電話をしないというのが俺たちのルール。
だから夜中に芽依から電話がかかってくることなんて皆無に等しい。
それなのに…携帯のディスプレイには芽依の名前。
俺の心に不安と焦りが募る。
……っ芽依!
