「兄さん起きて。朝ご飯できたよ」


芽衣の声で現実に引き戻される。


また…あの夢か…。


あれからよくあの時の夢を見るようになった。


その度に胸が苦しくなる。


今日も…芽衣は抱かれるのか…。


そう思うとまた憂鬱な気分になってしまう。


『ん…芽衣か。おはよう』

「おはよう」


そんな憂鬱な気分は芽衣の笑顔で一気に吹っ飛ぶ。


俺がもっと頑張れば芽衣を楽にさせてあげれるんだ。俺がしっかりしなきゃ。