そして、私も泣いた。 そんな私達を静かに見ていた渡邉さんは、 私達の頭をそっと大きな手で撫でてくれた。 私は〝ごめんね、悲しい思いいっぱいさせてごめんね紘″って言い続けた。 私は母親失格だと思った。 それと同時にもっともっと強くなろうと心に誓った。