タッタッタッタッ 病室の外から足音が聞こえてきて、私の病室の前でその足音は聞こえなくなった、 そして------------------ 「まま!」 扉が開いた瞬間、紘が泣きながら私のいるベットの元へやってきた。 そしてそれに続いて渡邉さんが病室に入ってきた。 「ママ、ケガのところ痛い?」 目いっぱいに涙を溜めてそう問いかけてくる紘のことをまっすぐに見れなかった。 「えっとね紘、この傷は・・・・・・・・・」