気づいたら涙が出ていた。





そして、悠輔さんのお母さんの胸の中に居た。





「大丈夫。あなたは幸せになっても大丈夫。





不安になんかならなくていいの、私なんかって思わなくていいのよ。





あなたを見たとき、本当に可愛い子だなって思ったの。





悠輔にはもったいないって思った。





自分の価値を自分で決めちゃダメ。





あなたはとても素敵よ。優しくて、気立てが良くて、笑顔がとっても可愛い。





あなたと早く家族になりたいなんて言ったら、図々しいかしら?」





一言一言に、涙があふれた。