弟、じゃない。だけど、弟。





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「美味しいねえ~」



少しお買い物をしてから、マナと2人でクレープ屋さんに立ち寄った。


最近できた評判のクレープ屋さんで、1度来てみたかったんだ。



「うん、美味しい!・・・あ、麗~クリームついてる」



言いながらイスから身を乗り出し、あたしの口元についているクリームを拭ってくれるマナ。


・・・やばい、なんか本当にデートみたいだ。



「ありが―――」



笑顔でお礼を言おうとしたのだけれど。




・・・視界に、入ってしまったから。