弟、じゃない。だけど、弟。




「気晴らしにでも、学校後はあたしとデートね!」


マナの明るい声に、あたしは勢いよく顔を上げて大きく頷いた。



「行く、行く!!」


幼い子供のように喜ぶあたしを見て、マナは目を細めながらまた頭を撫でてくれた。




その後からは、

久しぶりのマナとのデートが楽しみで・・・


授業などはほとんど聞いていない。