弟、じゃない。だけど、弟。





声のボリュームを落としながら、マナの制服を掴む手に力を込める。



「そっかー。・・・んまぁ、お年頃だしねえ。気にする事ないよ。あたしも、お兄ちゃんとなんてあんまり喋んないしさっ」



その言葉に、少しだけど安心感を得る。


・・・そう、だよね。


思春期だとかいろいろあるし、男女の兄弟なんて・・・高校生にもなったら、そんなに喋らなくもなるよね・・・。



「・・・・ああー!!でも、凌のは冷たすぎるよおお」




・・・弟の事でこんなに悩むあたしは、真のブラコンなんだと思う。